約 70,234 件
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/47.html
「もー! なんでわたしの話はひとつもないのー!!」 島風が見ているのは「艦隊コレクションエロパロ」スレッド 出撃中の168の部屋にあったスマホを面白半分に弄っていた時に偶然見つけてしまったものだ。 はじめは思わずゴクリと唾を飲み込みつつ真っ赤になりながら読み進んでいた島風だが スレを読み終えるあたりで赤い顔は恥ずかしさではなく怒りで真っ赤になっていた。 これでも外では実は人気があることが、彼女にとって自身の快速と並ぶ密かな自慢でもあった。 見た目も他の艦娘たちより異性の目を意識した格好をしているつもりだし。 だが、無常なるかな。 エロパロスレには彼女の影も形もない。 同じ年上の艦達はまぁしかたがないにしても、他の駆逐艦すら登場しているのに自分は一切出ていないというのは ある意味これ以上ないほどに屈辱的なものだった。 「…もしかして私って自分で思っていたより実は人気無い?……」 ズーンと落ち込みながら次のスレッドに移ったところでスマホを弄る手が止まった。 この書き込みである。 『暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう』 なるほど、ある意味自作自演ではあるがこれをやればビッグウェーブを引き起こすこともできないかもしれない。 思い立ったが吉日、スマホの履歴を消去した島風は早速自室に向かうのだった。 「う~ん…早速書き始めたけどいまいち思い浮かばないなー」 その手の知識だったらたいていの駆逐艦娘よりもあるつもりだ。 とはいえそれだけでSSが簡単に書けるわけではない。 「なんかいい方法ないかなー………お゙っ…!」 閃いた。 (わたしが提督とあまーいイチャラブをしているって想像しながら書けばうまくかけるんじゃない?) 無理やりな発想な気がしなくも無いが、島風はノリノリでSSを書き始めた。 提督にいろいろされるシーンでは自分の手で提督の手を想像しながら自分を責めたりと なかなか大胆なことをしながら… ───3日後 「今日も私が一番速かったね!提督!!」 出撃海域でその機動力を遺憾なく発揮してMVPを取った島風が提督に飛びつく。 「ああ、見事だったぞ島風」 「えへへー」 提督が頭をなでると得意そうに胸を張る島風。 そのまま秘書艦の仕事をはじめたのだが…… 「……Zzzzz」 「やれやれ…まぁ無理も無いか。出撃後だしな」 昼間の疲れか書類の整理中に眠ってしまう。 「まぁ今日は急ぎの仕事も残っていないし、いいかな。お疲れ様、島風」 そういながら提督は軽い彼女の体を抱き上げて部屋へと歩き出した。 島風を布団に寝かせて毛布をかけてやったところで 提督は島風の部屋に有る机の上にある紙束に気づいた。 「なんだこれ?」 よく考えたらプライバシーの侵害なのだがちょっとした出来心と言うやつだった。 「ん…んぅ…あ…あれ?」 目を覚ました島風は執務室ではなく自分の部屋にいることに気づく。 ふと横を見るとそこには自分に背を向けた提督の姿が… (わたし仕事中に寝ちゃったのかな…そっか、提督が運んでくれたんだ) ご機嫌になりかける島風だったがだんだん顔が青くなっていく。 (あ…あれ?…提督が机の前にいるってことは) 今日は急な出撃だったのとさすがに勝手に部屋に入る人間はいないだろうと思って 書き終わり間際の原稿を机の上に出しっぱなしだったことを思い出した。 思わず飛び上がる島風、その気配で提督もビクッとなりこちらを振り向く その手にあるのは間違いなく提督とのイチャラブを書いた…… 「て……提督…」 「…あ…あは…あはははは……」 「……よ、読んじゃったの?」 笑顔を作ろうとして失敗して顔が引きつっている提督と顔中から湯気を出している島風。 「わわわ悪かったな! そ、その、なんだ! 俺は何も見なかった!見なかったからな!」 そう言って原稿を机において足早に部屋を出ようとする提督の背中に小さな体が抱きついた。 「し、島風?」 「み、見ちゃったよね?」 「あ、ああ。だがそ、その…気にするな!なっ!」 「き、気にするよー!!」 「わ、悪い!!」 謝る提督に島風は泣きそうな顔で聞く。 「わ…わたしの事。嫌いになっちゃった?」 「な、なんでそうなる!?」 「だって……わたし提督にあんなエッチなことしてもらえたらなって想像しながらアレ書いてたんだもん… あんなやらしー事考えてたんだよ?」 「う……」 その表情にちょっと理性が飛びそうになる提督。 ただでさえかわいらしい彼女がこんなにも切なそうな表情でこっちをみているのだ。 大概の男は一発で理性が飛ぶだろう。 だが自分は提督だ。 その自覚で何とか理性を保ちつつ島風と向き合う。 「本当に…勝手に見て悪かった。言うこと聞いてやるから許してくれ…な?」 「え……いいの?」 「ああ、よほど無理な頼みじゃなければな」 「じゃ、じゃあね…」 顔を赤らめながら言った次の島風の言葉で提督は卒倒しそうになる 「あのSSと同じこと…わたしにして…提督」 いつもの顔に赤みがかかった表情でうつむきながらどこかぶっきらぼうに言った言葉は それはもう反則級の可愛さだった。 思わずSSと同じように島風の体を抱きしめてしまう。 (確か抱きしめた後にしゃがむ…だったか) 「あ…提督ぅ…」 自分の目線まで体を下げた提督の首に手を回して甘えた声を出しながらぎゅ~っと抱きつく島風。 年頃の少女の発する心地よい匂いを堪能しながら優しく頭を撫でつつ あらすじをなぞるように島風の体に手を這わせ、スレンダーながらも柔らかい少女の体の感触を楽しむ。 ただでさえ露出度の高い服装のせいで、大体どこを触っても直接肌の感触が残る。 頬、首筋、背中、脇…だんだん手の位置が下がり、自慢の足にたどり着く。 太ももを撫でられた島風が思わず声を漏らす。 「……ぉ゙っ」 「す、すまん。急だったか?」 「ううん、提督だからぜんぜん嫌じゃないよ」 そういうと提督の顔に触れている自分の頬をスリスリとよせて甘えるながら 頬にチュッっとキスをする。 (確か…この後は…) あざといセーラー服をたくし上げ、見せブラをずらすととても大きいとはいえない島風の胸があらわになる。 すると島風は顔を赤らめながら 「そ、その『わたし…胸は小さいから恥ずかしい…』」 SSと同じ台詞をぎこちなく言う。 「『なら俺が大きくしてやろう』」 やはりSSと同じ台詞を言いながら島風の胸を優しく揉みしだく。 「お゙ッ!(ど、どうしよう…自分でした時よりぜんぜん気持ちいい…)」 さらに舌を這わせ、乳首を舌先で転がされてビクビクと反応する島風。 「お…『大きくなったら遅くなっちゃうよ…』」 「『そうしたらまた近代化改装してあげるよ島風』」 島風の反応を楽しみつつもSSのやり取りをすることは忘れない。 そしてSS通りに島風の唇にキスをしてやる。 健気にもたどたどしく下を入れてくる島風に応え、存分に舌を絡ませてやると 最初は閉じられていた瞳がうっすらと開き、うっとりとした表情に変わってゆく。 この後は… 優しく布団の上に寝かせ、島風のスカートの中に手を伸ばす。 短いスカートの中にある見せパンツ越しに秘所をなぞると 「『ああっ…提督、そこはダメですよぉ』」 島風の口からは甘い声があがる。 「『本当にダメなのか? ほら、もうこんなになっているじゃないか』」 下着をずらすとそこは既に湿っていた、少々SSよりも量が多い気がしなくも無いが。 指を滑らせるたびに島風の甘い喘ぎ声が漏れ、指に絡みつくサラサラとした愛液の量が増してゆく。 そして指をいったん抜き、島風に見せてやる。 「『もうこんなに濡れて…島風はエッチな子だな』」 「『は、恥ずかしいですよ提督ぅ…それにわたしがエッチなのは提督の前だけです』」 多少読み方がぎこちなくてもそんな台詞を言われると興奮してしまうほどに今の島風は可愛い。 ゴクリと唾を飲みつつ次の行動に移る。 「『あっ…提督…!そこは汚……』ひゃんっ!!」 提督の舌が島風の割れ目を舐め回し、時に中に進入してくる。 自分の指でしか弄ったことのないソコに、生暖かくぬめっとした舌の感触を感じ 何度も大きく体を跳ねさせる島風。 提督はそんな島風の腰をしっかり抑えつつ彼女の体に更なる快感を与えるべく、 小さな芽の皮を下で剥きチロチロと刺激すると今までとは比べ物にならない愛液が溢れる。 「やっ…!提督!それすごいよぉ!!」 思わずSSに無い言葉を口走りながら提督の顔を太ももでギュッとはさみ、頭を抑える島風。 ジュルジュルと卑猥な音を立てながら溢れ出る愛駅で顔を濡らしながら舌で割れ目の中を蹂躙しながら 指でコリコリとクリトリスを刺激してやった瞬間── 「あっ!やっ!イっちゃう!!」 島風の体は与えられた快感に耐え切れず絶頂を迎えてしまう。 「あ…す、スマン島風! 大丈夫か!?」 数秒間放心していた島風だが 「…えっと、いいんです。すごく気持ちよかったし…えへへ…」 と笑い、続きをしようと促してきた。 「『提督ばっかりずるいですよ、わたしも提督を気持ちよくさせちゃいます』」 そう言うと慣れない手つきでジッパーをおろし、中のモノを一生懸命取り出す。 ブルンッ!! 「わっ! …す…すごぉい…」 思わずびっくりしてまじまじと目の前のものを見つめてしまう島風。 今までの行為のせいで既に臨戦態勢に入っているそれは はじめて本物を見る島風にとって興味津々のものだった。 (こ、こんな大きいの本当にわたしの中に入るのかな…で、でもその前に…) 「『じゃあ提督のはわたしが食べちゃいますね!』」 そう言いながら小さな口を一生懸命広げて目の前の怒張しモノを頬張る。 さすがに深く咥えるのは無理で亀頭の部分だけを口に入れた状態だが 可愛らしい顔が自分のものを加えているという構図は肉棒をさらに大きくする。 「ん…んんん…ピチャ…クチュ…」 さらに大きさを増したモノ驚きつつも島風は提督を気持ちよくさせようと一生懸命に竿をしごきながら舌を亀頭に這わせる。 たどたどしい手と舌使いが逆に興奮を呼び、下半身に地が充血してゆく。 「『じゃあ島風も気持ちよくしてやらないとな…』」 そう言うとゆっくりと島風の下半身を自分の顔に持ってきて、再び割れ目にむしゃぶりつく。 その刺激で思わず口を離しそうになる島風だが、必死に目の前の棒に集中する。 淫猥な音を立てながらお互いに快楽を与えようと夢中に相手に刺激を送る二人。 だが、島風の口がキュっと尿道を刺激した瞬間 「うぁ…! し、島風! 出るぞ!!」 ビュルルルル!ドプッ! 「んんんんん!!」 必死に精液を口内で受け止めようとする島風だが、入りきらずに口から白濁液が溢れ出る。 (うう…にっがーい…) 顔をしかめる島風にティッシュを渡すと口の中のものをティッシュに落としてゆく。 ほとんど着衣状態に近い島風が自分の精液を口から出す光景に再び屹立していく肉棒。 だが… 「『提督はっやーい!』」 「うっ…!」 「??」 「そういう台詞だとはわかっているけどやっぱりちょっと傷つくぞ」 「えへへー、でもさっきはわたしの方が先にイっちゃったからこれで引き分けですね」 そういって口を拭いた島風が満面の笑みで抱きついてきて唇をふさぐ。 「さて…『提督に向かってはっやーいなんて言う艦にはお仕置きが必要だな』」 そう言って島風の後ろに回り、机に手をつかせて下着を下ろすと 閉じられた足と股間の間に肉棒を挿入する。 いわゆる素股である。 「ふわぁぁ…提督ぅ…これ、気持ち良いですよぉ…」 熱い肉棒が自分の割れ目とクリをなぞる感覚に耐え切れず、早くも腰がガクガクとなる島風。 「『早くイった方が負けだからな』」 そう言うと激しくピストンを開始する。 「あっ! やぁっ! 提督、それダメェ!!」 さっきイかなかった分敏感なままだったそこはあっという間に二度目の絶頂を迎えてしまう。 「ああぁっ! きちゃうよぉ提督ぅ!!」 島風はハァハァと荒く息を吐きながらへたり込んでしまった。 「ハァハァ…『えへへ…これで引き分けですね』」 そして── 「ほ、本当に……いいんだな?」 「提督…それちっがーう」 「え?」 「『入れるぞ…島風』…でしょ?」 顔を真っ赤にしながら上目遣いで提督を見る島風。 そのあざと可愛さに悶絶しそうになりながら 「ああ、わかった…『入れるぞ…島風』…できるだけゆっくりするからな」 「…うん…えへへ…提督ってやっぱり優しい」 正直こんな年下の娘を貫こうとしている自分に優しいなどという言葉をかけられる資格があるとは思えなかったが それを今考えたり言ったりするのは健気に自分を慕ってくる島風に大してとても無礼な気がして言葉を飲み込む。 そして割れ目に肉棒をあてがいながらゆっくりと侵入していく。 力を抜くようにして、なおかつ十分に濡れてはいたが、それでもかなりの痛みを感じる。 しかし島風は目に涙を浮かべながら必死に耐える。 やがて島風の処女幕をプチッという音ととも破り、提督の怒張がさらに奥まで進んでいく。 そしてようやく彼女の一番奥に到達した。 「…えへへ『これで島風は提督のものですね』」 「『違うぞ…俺が島風のものだ』」 「……!?」 用意されていた言葉なのにそれに反応したかのごとく痛みを忘れたように膣が欲望をキュっと締め付ける。 「…うっ…!」 それは提督にも十分伝わっているらしく必死に堪えた表情をしている。 「『提督…わたしは大丈夫だから…次に早かったほうの負けですよ?』」 「『ああ、勝負してやろう』」 そう言いながら島風の唇をふさぐとゆっくりとピストン開始する。 できるだけ痛みを和らげるように全身を愛撫しながら… 「んっ…んっ…!」 充分に濡れていたせいか、徐々に膣内で肉棒がスムーズに動くようになっていくことがわかる。 ジュブジュブと入り口でピンク色の愛液が泡を立てて、二人の快感に火を注いでゆく。 「あっ…あっ!…提督…なんだか痛いのが無くなってきて…すごい…です…!」 もう大丈夫だろう、とピストンの速度をさらに上げると島風の体はしっかりと快感の反応を示す。 更に快感を当たるためクリトリスに手を伸ばして刺激してやると 「お゙っ!!?」 という声とともに島風の体がビクンと跳ねる。 そして声と同時に中がギュっと締まり、欲望を刺激する。 「お゙っ! お゙っ! お゙っ! お゙っ!!」 執拗に続けられる刺激に島風はよだれを垂らし、目の焦点を半ば飛ばしながらギュウギュウと肉ヒダ全体でこちらに快楽を返してくる。 「く…もう無理だ、島風!!」 だがその言葉を聴いた島風の足が提督に絡みつき抜き出すのを妨害する。 「くぁっ…出る!!!」 「ああっ…! イク…イッちゃう! 提督…提督ッ───!!」 ドビュルルル!!ドビュッドビュッ!! 亀頭の先端が島風の子宮を突いた瞬間、お互いが絶頂に達し白い白濁液が島風の子宮に勢いよく放たれる。 それは島風の狭い膣内を満たしただけでは足りないとばかりにボタボタと島風の愛液で濡れたスカートと布団に落ちていった。 「……」 「えへへー」 賢者状態の提督に無邪気に腕を絡ませてしがみついている島風。 「…そういえば」 「なんですかー?」 「あれ…確か…その…挿れたところで終わってたが、あの後どう書く気だったんだ?」 「そんなの決まってるじゃないですかー!」 「?」 「『駆逐艦島風です。提督を奪うスピードなら誰にも負けません。 速きこと、島風のごとし、です♪』」 おわり
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/336.html
301 :名無しさん@ピンキー:2014/03/25(火) 11 44 05.64 ID 24VOo4K0 投下します。提督×鳳翔さん。 ──年の瀬である。 月月火水木金金、すなわち週末なしの過酷な勤務を標榜する帝海であるが、師走も差し迫った頃合となれば、 新年に向けて多少のうわついた空気が許されるようになる。 翻ってそれは、鎮守府の長たる提督の双肩に、兵卒全員の年始休暇の調整という大仕事が圧し掛かってくることに他ならぬわけだが、 戦闘行動を控えてのきりきりとした雰囲気は全くそこにない。 一年の埃を落とす掃除の合間合間にも、艦娘たちの歓声が響こうものだ。 艤装を解き、砲や飛行甲板を置き去りにして、手に手に雑巾やはたきを持った彼女たちが、慣れない頬かむりを落としてみたり──うっかり埃を吸い込んでくしゃみを響かせたり。 もとより、鎮守府よりほかに帰る場所のない艦娘たちである。そんな切なさを紛らわすかのように、彼女たちはいたく賑やかに、 新年を迎える準備に勤しんでいた。 だから、鳳翔がこうして細々と繕い物をしているのも、そういった新年の準備のためなのだろう。 秘書艦たる彼女に与えられた机の上は、まことに華やかな色合いである。赤に青に緑に黄色、黒。橙。 「信号旗ですね。満艦飾の準備ですか」 「あ、提督。失礼いたしました、熱中してしまって。お茶でもお入れしましょうか。 ──本当は空母寮にいる時に済ませられたらいいのですけど。なかなか、そうも行かなくて」 「……大変ですね。鳳翔さんは」 黒、青、黄色、赤。ことさらに色鮮やかなZ旗を手にしてしげしげと眺めながら、着任間もない提督は、彼女の手に感嘆を漏らす。 鎮守府の仕事というのは、実際の基地のごとく細かく、それぞれの役割を担う兵卒がいるわけではない。 身ひとつでは何もできない艦艇と違い、ここにいるのは人の姿をとった艦娘だ。それに──人員も物資も、赤煉瓦は節約したい考えのようだ。 せっかく人の姿をしているのだから、得手不得手は別にして、出来ることはやるように。 立場を考えれば佐官相当になるであろう艦娘たちが、人間の乙女のように日々の手仕事に勤しむのは、提督の眼には大変不思議に映ったものだ。 鎮守府の風紀慣習に今もって不慣れな彼の姿に、鳳翔は微笑んで口を開く。 「あの、提督。──艦娘たちのことは、そのまま呼んでいただいてよろしいんですよ」 「そのまま、というと」 「私たちの名前は、人間でいうところの名前では無くて、号というか。 そもそも山や河川、気象が由来ならば、それ自体が雅び名のようなものですから」 「なるほど。──確かに、それはそうですが。女性の名前を呼びつけにするというのは、僕はどうも」 「お気持ちはとてもありがたいのですが……その」 「ええ」 「……山脈を名に持つ娘(こ)らを今のようにお呼びになっては、少しかわいそうです。ここは、両国の国技館ではないのですし」 「──……ああ!」 賑やかな四姉妹の戦艦や、それよりだいぶ物静かな重巡洋艦の姉妹を思いだし、提督はようやっと合点のいった顔をする。 「なるほど、そういうことですね。最初に呼んだ時、奇妙というか……微妙な顔をされたのは、それが原因でしたか」 「ええ。スモウレスラーのように強いだなんて、アイムノットハッピーだと金剛が。……多分、心外だとか、不本意だとか、そういう意味のことを」 「分かりました、改めます。……鳳翔、でいいですね?」 その時、ロープを通すための布輪を繕う針が、鳳翔の指を刺さなかったのは、立派に彼女の自制心だ。 「……ええ、提督」 はにかんだように目じりを紅くする彼女は、まるで在りし日の華燭の典のポオトレエトのように、眩しく提督の眼に焼きついた。 艦娘たちの所属する“鎮守府”と、真実海軍省の管轄する“鎮守府”は、たとえどれほど似た風紀を持とうとも、明確に別個の組織である。 かたや日本の国威を背負って立つ軍隊、かたや──突如現れた海の化生を屠る艦隊。 ただ、艦艇の運用を行うという双方共通した性格上、帝海に所属する人間が、そのまま艦娘たちの提督に任ぜられることが多かった。 船の“ふ”の字も知らぬ山里に生まれた人間が、或る日突然艦娘を認識できたという挿話は、残念ながら今もって無い。 この鎮守府という名のついた組織がもっと長く長く続くことがあれば、いずれいつかは適性ある成人を選び、教育ののちに其々の鎮守府へ配属するという手配も叶うやもしれないが、それは時代の選択を待たねばならないだろう。 さて、気ぜわしい年の瀬ではあるが、祝いの膳の支度を整えてしまうと、年が明けるまではどうにもまったり調子の時間が空く。 何しろこの物資窮乏の折、選りすぐった食材と酒を、蔵の底まで浚ってとはいかないものの、新年くらいは晴れがましく行いたい。 そういう提督の意向でもって、餅もついたし、品揃えに寂しさはあるものの重箱も揃えた。 艦娘たちが厨に居並び、真剣な面持ちで餅を捏ねたり伸ばしたりしている様子は特筆ものの穏やかさと可笑しみに満ちており、写真に残しておきたいほどだった。 そういった祝いの膳の喧騒を終えて、鳳翔は提督の私邸に誘われている。 明日は全員で満艦飾の準備をするから、今日ぐらいしか時間がないのでという前置きつきで。 鳳翔が提督の秘書を勤めるのは、実はこれが初めてではない。 この鎮守府に赴任してくる提督は、いずれも個性豊かな御仁ばかりだ。艦娘たちもまた然りである。 ただ、個性と個性は相性という糸口があってこそ初めて仲良く手をつなげるのであって、のっけからお互いがそれを全面に押し出すのでは、上手く行くものも座礁しかねない。 だから、提督が新しくやってきたならば、ひとまず鳳翔がこれの秘書艦を勤める。 彼女があれこれ気を回すうち、提督はふとしたきっかけで相性の良い艦娘を見つけ出し、晴れて鎮守府の歯車が万事上手く回りだすというわけだ。 これは何となく鎮守府の間、艦娘たちの中で定まったきまりのようなものだったから、別に、その役割を担う者が鳳翔でなくても良い。ただ、戦艦や空母、重巡洋艦などは、揃って鳳翔を推した。 長門などに言わせればこうなる──『鳳翔よ、当たり前のことが当たり前でないのだと教えること、それからそのまた逆を我々が把握しているのは、存外に難しいことなのだな』 。 人の世界は、此岸の世界。深海棲艦の世界は、彼岸の世界。世界にはそれぞれ決まりごとがあり、その中で人は和することが出来る。 言うなれば中有(ちゅうう)の鎮守府にも、それなりの規律がある。そういうものを知って馴染むか知らずにぶつかり合うかでは、随分と違う。 気苦労も悲しいことも多い役割ではあったが、鳳翔はそれなりにこの役目を愛していた。 眦を吊り上げて赴任してきた御仁が、相性よろしい艦娘を伴って他所の鎮守府へ遷る時などに、“そういえば昔のあのころは”と引き合いに出してやるのも、それで提督が目を白黒させるのも、艦娘が“今はずいぶんお優しい顔ですしね”と笑うのも、大いに心楽しいものだ。今が戦時であることを、綺麗に忘れさせる。 さて、鎮守府を見下ろす里山の中ほどに、代々の提督の使う私邸がある。厨に風呂に手水場。居間。寝室。 木々のこんもりと茂る庭は、近くに湧き水の気配があって、夏にはよく蛍が湧くらしい。 しかし鳳翔の訪れた邸はひっそりと暗かった。玄関に錠のかかっている気配もない。声をかけてはみるものの、応答も同じくだった。 さすがに不審を覚えて、少し急いで邸内に上がる。 鎮守府の諸々に関して自助努力を申し付ける赤煉瓦も、さすがに提督の起居する邸には家政婦を寄越している。 勿論、それを続けさせるか断るかは提督の裁量に任されていて、今の提督は前者であった。 廊下や柱に汚れはないし、厨もぴかぴかに磨かれている。しかし実際のところ、家政婦にとって提督は、あまりやりがいのない相手かもしれない。 何しろ彼は鎮守府にいる時間が長いし、食事もほとんどそこで済ませている。 以前など執務が深更にまで及んだ時は、自分自身で不恰好な握り飯をこしらえていて、 “それはあまりに威厳が無いのではないか”と戦艦娘に咎められていたくらいだ。 これは、整っているだとか綺麗だとかではなく、生活観が無いというのではないかしら。 鳳翔は、廊下を歩みながら、程なくそういった結論にたどり着いた。そして、思考が行き着くのと同じ頃合で、寝室の襖の前で彼女は足を止めた。 灯火管制のための布をめぐらせてあるのだろう、そこからだけは薄明かりがこぼれている。 「──提督? 私です──いえ、鳳翔です。参りました」 「どうぞ」 玄関での挨拶も省いてしまったのに、全く今さらだとは思いながら、鳳翔はとりあえず、失礼します、と襖を開ける。 「……その。……実は、鳳翔にこういうものを、使ってもらえないかと思いまして」 使い込まれた風情のない畳表には、信号旗の群れを圧倒するほどの色合いが広がっていた。 炭の熾された火鉢が、ほんのりと部屋を温めている。 金銀のきらめきは、夕間暮れに海に出た時、砕ける波の頭よりなお鮮やかで。赤も青も、旭日や夏空よりもっとずっと烈しくて。 それら全てが布地であり、つまりは相当に高価な着物の類であると気づくのに── 思考を取りまとめるのに要した時間は、十秒ほどもかかったろうか。制帽だけを傍らに置いた提督は、 少し翳りのある笑顔で、そんな鳳翔を見つめていた。 「あの、……私、全く着物の目利きなんて出来ませんけど……正絹、ですか? あの、確か提督には──奥様がおありだと」 「……ええ。その通りです。僕が、ここの鎮守府に赴任するに至って──とうとう、実家に連れ戻されてしまいましたが」 細君への贈り物をするのに、艦娘を人台(トルソー)代わりに使いたいと言うような無体を申し付けるなら、 ぴしゃりと跳ねつけるだけの矜持が鳳翔にはある。 だが。 「お決まりの、親が取り決めた縁組というやつです。僕は、娶るなら添うてみようと思いましたし、陸(おか)に上がるたび、 こうやって──分からないなりに着物を贈ってみたのですが。……御覧なさい、離縁状と一緒です」 続いた提督の言葉は、海の益荒男に程遠く、確かな悲しみと湿り気を含んでいた。 それに気づいてしまったから、鳳翔は二の句が告げずにいる。 「言い訳をするのも女々しいですが……不在がちなりに、真面目に結婚生活を営もうとしてみました。 けれどもそれは、妻の思っていた生活──義母上の送ってきたような生活とは、違っていたんでしょうね。 義父上も同じように不在が多かったそうですが、外遊びは華やかだったと。口さがない人からは苗字を引っ掛けて、 “片野の少将”と呼ばれていたとか」 「……提督」 「妻も、そうした義父上と義母上の関係を見て、自分もそうやって暮らしていくのだと思っていたんでしょう。 夫が遊ぶなら、妻も観劇や習い事をして、不在の無聊をかこつことなく、心楽しく絢爛に過ごす。 けれども僕はこの通りですから、……馬鹿正直に、休みの日には毎回、帰宅して。ままごとのような休暇を過ごしていたんです」 「……提督。では奥様は、この着物には一度も手を通されずに?」 しつけ糸も付いたままでした、と囁く彼の声は、かすれていた。 「でも、僕は悲しかった」 鳳翔の喉の奥に、言葉が詰まって冷たく凝る。舌の根がじんわりと膨れる、それは不快感を伴っていた。 海はもとより、人の踏破を長いこと阻んできた環境だ。人は水の上で生きることは出来ない、鉄で出来た船は沈む、 そういう無理を押し通すのが戦争だし、そして軍艦というものだ。 生と死のぎりぎりの一線を表して、海の男たちは“船底一枚下は地獄”という言い方をする。 海征く翼もひとたび航行能力を失えば、兵たちは生きていくための砦を失うも同然。 彼らはそれを当たり前のように受け容れて、今も昔もこうして戦っている。 少将閣下の娘御というものが、本当はどのような暮らし向きをするのか。生まれた時からその身柄が帝海にあり、 艦娘として姿を得た後もずっと、鎮守府という軍の施設にいる鳳翔には、さほどリアリティのある想像は出来なかった。 多分、こうして提督が買い求めるような高価な着物を着て、潮に手指を傷めることはない、満ち足りた生活をするのだろう。 戦時下にあって、それは噴飯ものだ。お偉方の身内でなければ、寄ってたかってつるし上げられていたはずだ。 けれど。 それでも。 陸に住んでいて、潮の臭いをまとわない──戦争や、深海棲艦や、薄暗い今後の見通しから一時逃れられる妻の存在は、 文字通り“船底一枚下は地獄”、死と隣り合わせの提督にとって、日常であり安らぎであったのは、間違いないのだろう。 「提督。──提督は、奥様を愛していらっしゃった?」 「分かりません。今となっては、義務だったかもしれません。でも僕は、……分からないなりに、真心をこめたつもりではいました」 提督の指先が、死児の髪でも撫でるように、着物の地紋を撫でる。 そのしぐさに、何故だか鳳翔はかすかな苛立ちを覚えた。──ヒトでない艦娘の身の上には、嫉妬心など持ちようもないのに。 「それなら」 提督の傍らに、腰を下ろした。隣り合って座っているというよりも、その距離は、隣に侍るというほうが近い。 提督と秘書艦という関係性に括るには、間近に過ぎる距離だ。 彼女ら艦娘の上位者は、皆して帝海からやってくる。彼らは皆、ロープと潮に荒れた指を持っている。 何代前の提督だったろうか、秘書艦になった娘が“綺麗な指の提督を見てみたい”と夢物語みたいなことを言って、 酒保だか主計だかに無理をいい、クリームを購ったことがあった。 数ヶ月して結果を聞くと、秘書艦の代わりに提督はこう答えたものだ── 『空母に燃料とボーキをしこたま与えるほうが、結果の出る分なんぼか建設的だろうな』。 「……私も、分からないなりに、提督をお慰めしてもいいですか」 「鳳翔」 「…………真心なら、私にもありますから」 「……──鳳翔」 重ねた手から、腕を沿わせる。二の腕と二の腕がぶつかり、 やがて鳳翔の額は、提督の首筋に寄り添った。頬は、肩の上に乗った。 「……っ、──ほう、しょう」 「ぁあッ……あ、うっ」 高く漏れ出た苦痛の声を堪えて、鳳翔が唇に強く手の甲を宛がう。彼女は、いわゆる女が求めるような愛撫を欲しがらなかった。 布団も敷かないまま、空疎に煌びやかな着物の散らばる寝間で、提督の牡を彼女は受け容れていた。 その感覚は正に、刺されるのに良く似ていた。 膣の入り口が、じんじんと痺れを訴える。僅かな潤滑を恃みにした莢の内側が、痛むのではなく、提督が前後の動きを繰り返すたび、 ごっそりと削れていく錯覚をする。何でこんなものを、人間の女は、あえて喜んでするのだろうか。 「……、鳳翔。──……つらい」 「え、あ」 提督は、ずっと堪えるように眉を寄せていた。 吐息交じりの囁きの意味合いを量りかねてか、鳳翔は薄く涙の膜の滲んだ瞳で、何度も瞬きを繰り返す。 愛してみようとした誰かを横合いから掻っ攫われていった、惨めな男の吐露にしか聞こえなかったのだろう。 畳に下敷きにされた彼女の髪が、その頤が仰け反るたびにさりさりと音を立てている。 鳳翔の媚肉はただきつく、燃えるように熱く、提督の牡を咥え込んでいる。 それが、ただ哀れまれて強く抱擁されているような気がして、中々快楽には至らなかった。 男所帯の艦艇勤めには、えげつない猥談や理解に苦しむ卑語もある。けれど港港に“S”をこしらえる剛の者も、身体の具合がいいだとか、情愛が細やかだとか、何かしら求めるものがあって女を選ぶ。 とにかく発散したい男だって、気の無い敵娼に、芯からその気にはなれないものだ。 「……、好きにしても、いいんですね」 「て、いとくっ──……き、ひや、あっ!」 鳳翔の、所在無く畳に滑っていた腿を、両方とも持ち上げる。自分の肩へとかけさせて、彼女の膣のより深くを抉れるように繋がる。 彼女の瞳は眦が切れんばかりに見開かれて、手の甲がなおさら強く唇を覆った。その手首を掴んで無理に外し、両手を畳表へ縫いとめてしまう。 「や、提督、こん、こんな──やっ、めてっ、…………」 「……慰めると言ったのは、貴女だ。鳳翔」 「抜い……ッ、ぬいて、くださっ、あッ…………いや、あんッ!」 幼子のように振られ始めた鳳翔の髪の音の中に、濁音が混じり出す。きつく抑えなくてももう唇を隠さない彼女の手の爪先が、畳の縁に必死にしがみついて、そこを掻き毟る音だった。 膣肉の奥を貫いてじっと動かず、時折敏感な奥をかすかに叩き、舐めるように擦り上げる。 ぴったりと密着した腰と腰、恥骨の間に滲んだ体液を用いて、茂みの奥の秘芽を捏ね回す。 それを繰り返すほどに、鳳翔の奥が溢れてくる。処理しきれない感覚を与えられて、臀を切なく震わせている。 ねっとりと濡れそぼった牡を、ようやくそこで提督は引き抜いた。先端の膨らんだ部分だけを媚肉の中へ残して、鳳翔の姿を見下ろす。 とき色の着物は、まだ彼女の上半身を覆っている。染め抜きなのか刺繍なのか、襟に花と錨がひっそりと描かれているのは、彼女なりの乙女心なのだろう。 艦娘たちは、たとえ真実そうすることが叶わなくても、ほんの少し、ほんの一部だけ小さな小さな女らしさを持ちたがる。 それは長い髪や、髪を結い上げる形、わずかな飾りによって表現される。 今にも溶けてこぼれ落ちそうなほど潤んだ鳳翔の瞳は、深海からやってきた得体の知れない化生を屠るための強さなどなく、無体を強いられるばかりの儚さに満ちていた。 袷から手のひらを滑り込ませ、薄い襦袢をも掻きのけて乳房に触れる。息遣いに激しく揺れている白い柔らかさは、重力によって常のふくらみより平たく流れてはいたものの、そのしっとりとした感触が提督を喜ばせた。 泥濘のように熱い鳳翔の内側へ牡を挿入しているだけでも充分に快感があったから、そこまでもを掌握したくなった理由は、提督自身にも良く分からない。乳房の先端の尖りを繰り返し引っ掻き、そのたびに彼女が、声も内側の襞も切なく震わせる姿に、たまらない満足を覚えるのだけは確かだった。 何故鳳翔が、自分に、艦娘への敬称を取り払わせたか。その理由が、ようやくぼんやりと、提督の頭の中に染み込んできた。 「提督、っだめです、こんな、わたし──ッあ、ぅぁんッ! や、やああ、も、だめえっ、」 提督が、艦娘へ、必要以上に情を移さないように。提督が、絶対の上位者であるために。 必要な時には容赦なく、戦って死ねと命じることが──出来るように。 「嫌、提督もういや、だめえ……、これいじょう、されたら、──わ、たし…………淫乱に、なってしまうっ……!」 「……──なりなさい。鳳翔、そのまま……イけばいい」 なのに艦娘たちは皆、やってくる提督を愛するように出来てしまっている。 男相手の兵卒同士なら冷徹を通せる提督も、娘たちの気性を知るにつけ、彼女たちを扱うことに慣れていく。 少しずつでも絆されていく。そうして、ヒトとヒトではないものが、人間のように恋に落ちる。 それは、行く末を思えば思うほど、惨くて甲斐のない道筋だ。添い遂げる先は、良くてせいぜい海の底。 やがて巡り来る戦後に、“兵器”が生きながらえる余地など、きっとあるはずもない。 けれども、艦娘が深海棲艦と戦うためには、どうしても人間の介在が要る。 隅から隅まで教育の行き届いた艦が、その艦隊が、優れた指揮によって敵を圧倒するのと、それは同じこと。 必要な時には、死ねと命じねばならない。だが、戦ってゆくためには、情を交えなければならない。 艦娘たちも己の宿命を良しとしながら、提督に焦がれてしまう。空しい、甲斐のない循環。 もう気遣う必要もないくらい溢れた鳳翔の膣に、提督は腰を進めた、彼女の爪先がぎゅっと丸まり、唇がうわごとを漏らすように震える。 媚肉の窄まりは、既に鳳翔が悦楽の頂点を究めかけていることを示していた。唇からちらりと覗いた歯列が、引き絞られた吐息を発している。 派手な随喜の呻きでなく、掠れた笛の音めいた叫びだった。覆い被さるように身体を彼女の上へ伏せていくと、さらにその叫びが切迫していく。 容赦なく牡を突きこみ続ける。ぴったりと密着した腰のうちの下側、組み敷かれた柳のようなそれが、さらに心地良い場所を自ら探し出そうと揺れ動く。鳳翔が叫び、危惧するとおり、彼女はもう淫乱になっていた。 鳳翔が息を吐ききり、それが止めがたい絶頂の震えとなって肌身を粟立たせる。堪える努力ももう限界だった。 糸を切るために必要な快楽はもうあと僅かであったから、大きく速い動きで怒張を膣に擦りつけた。 密着しきった粘膜の中に、どぷり、どぷりとたちまち溢れる。 どんなに理性や愛情で糊塗してみても、男はこれが根本的に大好きなのだと思わせられる射精の快感。 一瞬ならず意識を飛ばしそうになりながら、提督は鳳翔の甘やかな胸の中に倒れこんだ。 「不本意でした」 「……すみません」 「私が、お慰めするつもりだったのに。……慰み物にされた気分です」 「…………誠に申し訳ないと思っています」 「……もう」 乱れた髪を畳の上に遊ばせるまま、鳳翔はぷりぷりと苦言を呈す。 彼女の髪はくしゃくしゃと縺れ、手枕で癖のついた朝寝髪とは言いがたい有様だった。 とはいえ提督の制服も似たような有様であって、鎮守府への出仕には、替えの白詰襟を引っ張り出さねばならないだろう。 二人が寄り添って横臥する周囲には、相変わらず豪奢な着物が散らばったままだ。先ほど爪先に触れた和紙は、本来着物を包む帖紙か何か。 俯瞰すれば呆れ返るばかりに滑稽な画だ。下半身は素裸、上半身は危うく衣装を着付けた男女が、 弾ませた息の名残もそのまま、寝間に転がっている。恋人のように仲睦まじく、裏を返したばかりの商売女と客のようによそよそしく。 「……大丈夫です、鳳翔。少し僕の身辺が忙しくはなるでしょうが、──皆に心配をかけるようなことは、何も。 そのうち人をやって、家を引き払う準備をします。多分それぐらいで……終わってしまいます」 提督の囁きは、相変わらず、ほんの少しだけ湿っていた。鳳翔はそれに、張り上げ続けて掠れた声で答える。 「大丈夫ですよ、提督。──鳳翔が、お側についていますから」 「ありがとう」 気だるい沈黙が落ちた。それでも二人の視線は繋ぎ合わされたまま、お互いに言葉の接ぎ穂を探す。 ──提督が、僕は身勝手な人間です、と口火を切った。 「こういう道筋に相応しい順番もすっ飛ばしてしまって、今更に聞こえると思います。 ですが……、爾後、少し努力をしてみますから。これからも、僕の傍らにいてくれますか。鳳翔」 「……艦娘は全員、貴方の──提督の、お味方です」 胸を突かれたような瞬きをひとつして、鳳翔はそう答えた。 胸のうちにある感情のまま応じようとして、慌てて秘書艦らしい言葉を選んだようにちぐはぐだった。 「それで十分です、今は。……口説き落としてみせますよ、鳳翔」 「──……提督!」 薄暗がりにも鮮やかに染まった鳳翔の頬を、提督はそっと撫でた。 火鉢の中で、熾の薄れた炭が、かさりと崩れていった。 【END.】 +後書き 308 :名無しさん@ピンキー:2014/03/25(火) 13 00 26.95 ID 24VOo4K0 以上、おそまつさまでした。 お昼12時30分~13時30分の間に30分ずつやってるメロドラマ枠目指してみた お艦はセクロスのきちんとした手順とか性病予防とか避妊には厳しいけど そういうお艦を言いくるめて淫乱人妻にしたいという欲望があります こんどかく
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/166.html
一仕事後の風呂は格別である。特に徹夜し風呂もろくに入れなかったのだから体にこびり付いた垢やら脂やらが削ぎ落ちるようで極楽だ 念入りに体を洗い何時もより長く湯に浸かる。身体中が解され少し動くとパキパキと関節かなる さあリフレッシュした所で風呂から上がると脱衣場の着替えの上に一枚の紙が。 “司令室に来て下さい 愛宕” 彼女には司令室の掃除を頼んでいたのだが何かあったのだろうか?いや、ならば脱衣場から声をかけるだろうし そう思いながら着替え司令室へ ガチャ 「どうした?何か不具合があったか?」 ちょうど俺に背を向ける愛宕 「提督?これは何ですか?」 ととてつもない良い笑顔を見せながら愛宕はこちらを向く。手には俺が隠し持っていた所謂お宝本… 「提督も男性ですし溜まるんですよね」 何時もは艦隊を明るくする笑顔が怖い。ちなみに私室に隠さなかったのは既に私室とは名ばかりで艦娘達が私物を置いたり無遠慮に出入りするためである 「別に持っている事は咎めてませんし、私室に隠せないのも理解してます。でも」 ゆっくりと俺に近づく愛宕。 「私をおかずにしてくれないの?」「は?」 瞬間抱き寄せられ俺の顔は愛宕のパンパカパーンな胸に埋まる。ムニムニと柔らかく俺の顔に合わせて変化する胸 「はい、そこまで」「わっ!」 ぐっと襟首を掴まれ引き剥がされる。 「どうですか?私のタンク」「いや、その」 恥ずかしながら今日まで女性の胸など触った事などなくしどろもどろになる俺をくすりと笑いながら 「じゃあ、今のをおかずに抜きましょう」 と。 「はぁはぁ…愛宕、愛宕…」「うわぁ、またおっきくなってる」 私室のベットに腰掛けシコシコと愚息を扱く俺を隣で愛宕はマジマジと見つめる。先程の胸の感触と愛宕がオナニーを見ているという事実が一層愚息を勃起させ扱く手を早める 「う、出るっ」 どっぷりと白濁が宙を飛びカーペットを汚す 「ふふふ。提督?気持ちよかった?」「はぁはぁ…」「じゃ、砲撃戦の次は雷撃戦ね」 そういいながら彼女は青い制服を脱ぐ。ブラを付けていない為かその巨大な胸のタンクがたゆんと揺れ…いやたゆんどころの話ではないボリュームだ。 「もう、おっぱいがそんなに気になりますか?」 はっと我に返り視線を下に動かすと股間を覆うパンストが濡れており 「愛宕、まさかノーパン…」「うふふ」 微笑みながら俺をベットにゆっくり倒す 「お掃除最中大変でした。提督の濃い匂いでムラムラしちゃって」 ツーと俺の顎を指でなぞりそのまま口付ける 「んちゅ、はむ…くちゅ…」 たどたどしい俺の舌を好きに絡めつつ愛宕の右手が愚息を触る 「れろ…ふふふ、まだ元気ね」 そういって愚息を扱き始める。細く熱い愛宕の指に扱かれ直ぐに射精しかけるも寸前で止められる 「あ、愛宕ぉ…」「ダメよ提督。自分だけ気持ち良くなっちゃ」 そして愛宕は俺に覆い被さり尻を俺の頭に向ける。胸も去る事ながらこちらもかなりの重量級である 「さあ、私を気持ち良くして?」 パンストの生地越しにひくつく肉穴が目前にあり愛液が滴る。 「はむ…くちゅくちゅ…」「あぁ!良いっ!」 愛宕の嬌声に夢中に肉穴を愛液ごとしゃぶる。愛宕も俺の愚息をその胸に挟みゆっくり擦りながら先端を舐める。 「はあ…くちゅ…じゅるる!」「ひゃあ!提督、吸わないでぇ!」 吸うなとそんな甘い声で言われても止める気もなく更に吸い続ける 「はぁ!あっああん!」 感じながらも彼女も愚息への刺激を忘れてはいない ぷしゃああ!と潮を吹き同時に二回目の射精 「愛宕…」「はい、提督の魚雷を私の魚雷管に…」 ビリビリとパンストを破き露になった性器。 「綺麗だ…」「もう、早く入れて下さい…」 真っ赤になり怒る彼女にキスをしゆっくり愚息を飲み込ませてゆく…つもりだったが余りに気持ち良く一気に奥まで突く ぷちっと破けるような音、そして結合部に新たに流れた生暖かな液… 「お、お前初めてか?」 こくんと更に赤くなりながら頷かれる 「え、今までの余裕は…?」「提督の、為に勉強して…その、下品な女でごめんなさい」 ポロポロと涙を流しながら謝られる 「すまない。俺が不甲斐ないばかりに」「キャっ!」 ギュッと抱きしめる 「愛宕…」「提督…」 ゆっくりと互いの腰が揺れ次第に大きく振れていく パチュパチュと粘液と肉とがぶつかる音が嬌声と共に響く 「あっあん!提督っ奥に奥に!」「愛宕っ中締め付けもっ柔らかくて、出る」 とぴゅるるっと三回目の射精ながら一番大量の精が愛宕の膣に流れた 「ふふふ、今凄く幸せ」「ああ、俺もだ」 抱き合いながらふたりで笑い合う 「私の勉強、凄かったでしょ?」「ああ、最後の方までリードされてたからな」 ギュッっと愛宕が抱きつく 「ぱんぱかぱーん、うふふ」 幸せですと言うと愛宕はゆっくり夢に落ちていった
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/693.html
385 :名無しの紳士提督:2015/07/14(火) 03 06 35 ID 7stzoi9I 男は提督、つまり自分自身だけでそれ以外はみんな女の子。 軍艦であったと言えども、今はみんながみんな美人揃いで自分の指示に従ってくれる。 そんな環境を羨ましいと言われることもあるし、悪い環境とは思わない。 みんな良い子で、上司と言う立場から言っても誇れるのだが――。 「これが結構つらいんだよなぁ」 男が自分一人だけであるということで、艦娘たちにとっては唯一の異性。 その中から秘書艦として、執務室で共に仕事をこなしてくれる艦娘がいる。 そんなこともあって自家発電……要は自慰行為も迂闊にすることができない。 早い話が禁欲生活を強いられるだけではない。 異性が自分一人と言うだけで、艦娘一同は男慣れしていない部分が大きい。 異性に対しての警戒が薄く、同時に男が劣情を催すタイミングが分かっていない。 特に最近は、ある軽巡洋艦の行動が著しく問題である。 「提督! 今日は!? 今日は夜戦してくれるんだよね!? ねえ!」 「川内、いつも言ってるだろう。俺の指示を待ってろって」 「そんなこと言っていつも夜戦させてくれないじゃん! 今日はあきらめないからね!」 夜戦大好き軽巡洋艦川内型一番艦、川内。 最初は特に気にしなかったのだが、どうしても禁欲生活が続くと感覚が鋭敏になる。 腕に抱き付いてくる川内の、女の子の身体の柔らかさ。 ごねて身体を揺さぶるたびにほのかに香る、女の子の甘い香り。 身長差から見えてしまう胸元の隙間、見えるか否かの境目がやたら色っぽい。 「ねえ、提督~! あ、あれ? なんか硬くなってない?」 「な、なんでもない! いいから離れろ!」 「むぅ~。また来る! 今度こそ夜戦させてもらうからね!」 そういって川内は執務室を後にする。 恐らくは部屋に戻ったのだろうが、俺はこの愚息をどうすることもできない。 自ら慰めるわけにも行かず、禁欲生活の前に餌がぶら下げられているのだ。 「俺、大丈夫かな……」 392 :名無しの紳士提督:2015/07/15(水) 23 23 11 ID SNxjhPSk 385 そうやって無邪気に誘惑してくる娘が、辛抱たまらなくなった雄に思い知らされちゃう展開好き 我慢の限界を超えた提督に不意打ちで唇を奪われ 激しく貪るようなキスを受けながらベッドに押し倒されて 溜まりに溜まった劣情を何度も何度も叩きつけられ 一晩かけて身体中余すところなく提督専用にされちゃう川内 体中が汗と潮と尿と精液でどろどろになった頃、正常位で繋がり、亀頭で子宮口をこりゅこりゅされつつ 川内がどれだけ魅力的か、提督がどれだけ必死に欲望を抑えて来たかを語られて ぐずぐずに爛れた子宮口が嬉しさで綻んでしまい、子宮口に密着した亀頭が少しずつ沈み込んでいき 十数回目の膣内射精を子宮で直接受け入れる川内ちゃん 同時に提督からプロポーズカッコガチされて 腰を震わせて嬉ションしながらお嫁さん宣言までしちゃう その後は空が白むまで、子宮で繋がったまま延々キスと告白と射精を受け続ける あまりに濃密な初体験のせいで、夜になる度脳裏に記憶がフラッシュバックしてしまい 夜になっても妙に大人しくなっちゃって 「あの夜戦バカ最近静かですね」 「もしかして体調悪いんでしょうか」 と周りに噂されて顔赤らめてる川内かわいい それでも執務室で二人きりになると、耳まで真っ赤にしながら 「ぁ、あのさ…提督。 今日も、さ……『夜戦』、しよ?」 と呟いて身体を密着させてくる川内かわいい
https://w.atwiki.jp/jyumawiki/pages/5552.html
大帝国 提督データ 国 日本 / 中帝国 / エイリス / ドクツ / ガメリカ / ソビエト / イタリン / オフランス / イスパニア / 元 / ソープ / アステカ / 無所属 スキル一覧 スキル 日本 提督名 レベル 指揮 スキル 補正1 補正2 補正3 補正4 東郷 毅 0 510 大戦術 全性能+30% 全性能+10% 全性能+10% 全性能+10% 小澤 祀梨 0 360 ※大制空 索敵+60% ※航空+20% - - 南雲 圭子 0 330 教育 HP+10% HP+10% HP+10% HP+10% 田中 雷蔵 0 180 爆走 鉄鋼弾+20% 鉄鋼弾+20% HP-60% HP-60% 山本 無限 0 510 治安改善 レーザー+20% ミサイル+20% 鉄鋼弾+20% - 樋口 豪欲 0 240 痴安改善 HP+10% 全攻撃-10% 全攻撃-10% 全攻撃-10% 中帝国 提督名 レベル 指揮 スキル 補正1 補正2 補正3 補正4 リンファ 0 300 まっか ミサイル+10% - - - ランファ 0 300 - レーザー+10% - - - エイリス ドクツ 提督名 レベル 指揮 スキル 補正1 補正2 補正3 補正4 エルミー・デーニッツ 0 360 - 全性能+34% - - - ガメリカ ソビエト イタリン オフランス イスパニア 元 ソープ アステカ 無所属 スキル一覧 スキル名 効果 キャラ 大戦術 同一戦域の味方艦隊の攻撃の威力が10%上昇 東郷 毅 大制空 航空攻撃の威力上昇する 小澤 祀梨 教育 同一戦域で戦闘した味方艦隊の経験獲得が40%上昇する 南雲 圭子 爆走 星域間移動を1ターンに2回行える 田中 雷蔵 治安改善 駐留する星域の治安が1ターンで2上昇する 山本 無限 まっか 攻撃対象がソビエト軍の場合、自艦隊の攻撃力90%減少する リンファ 痴安回復 駐留する星域の治安が回復せず治安改善も無効 樋口 豪欲 国 日本 / 中帝国 / エイリス / ドクツ / ガメリカ / ソビエト / イタリン / オフランス / イスパニア / 元 / ソープ / アステカ / 無所属 スキル一覧 スキル 大帝国 提督データ
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/124.html
前回の話 3-1-A 太陽は頂点を少し過ぎていた。 南洋の陽光はギラギラと容赦なく照り付ける。 暑い日曜日の昼下がり。 今日は艦隊の休養日だ。 かつて、月月火水木金金と言われはしていた。 現実には人と同じように艦にもオーバーワークは禁物だということは 理解されていたらしく、平時の日曜日は休養日に充てられていた。 無論、今は戦時であるが艦娘達に疲労が溜まらない様に提督は即応待機の部隊を除いて、 休養日を設けていた。 だが流石にこの太陽の下に出歩く艦娘は少ない。 全館に戦艦大和並みに冷房設備を施している鎮守府内で艦娘達は思い思いの休みを 満喫している。 昼食後の厨房には幾人かの艦娘達が集まって料理をしている。 きゃいきゃいとかしましい談笑が聞こえる中、セミロングボブの艦娘が自信無げに オーブンを眺めている。 ピンクのフリルで飾られたエプロンは粉と恐らくはこねた小麦粉が付着して乾いた と思しきゲル状の物体で彩られている。 チーン、というタイマーの音に少しビクつきながらもおずおずとオーブンの扉を 開けて天板を取り出す。 天板にはほかほかと湯気を立てる黄褐色の焼き菓子が整然と並んでいる。 「あら、羽黒ちゃん上手にできたじゃない」 和装に割烹着の艦娘が羽黒に笑いかける。 艦隊の母、軽空母 鳳翔 だ。 「は、はい。あの、ありがとうございます」 羽黒がぺこりと頭を下げる。 ラードを練って作ったサクサクのクッキーをバスケットに取りながら羽黒は、 はにかんだ笑顔を浮かべる。 第五戦隊を構成する妙高型4姉妹は連日出撃を繰り返しており、即応待機からも外されて ここ数日は完全な非番である。 那智と足柄に至ってはドッグの空きに提督に無理矢理押し込められるようにして入渠中だ。 そうでもしないと大破するまで出撃を繰り返しかねない、とため息まじりに提督が 苦笑いするのを羽黒は見ていた。 3-1-B 『提督は優しいのですね』 とドッグ入りする二人を見送りながら榛名が提督の傍らで微笑んでいたのが羨ましかった。 -私も提督の傍にいたい。できれば、手、なんかつないだり…… だが、自分の引っ込み思案な性格を熟知していた彼女にはそれは難問だった。 悩みに悩んだ挙句、彼女は艦隊の母、鳳翔に相談を持ち掛けた。 いつもなら姉たちに相談をするところだ。 だが、提督と同衾しているところを目撃してしまってからは姉たちと提督の話をするのが どうも気が引ける。 二人の姉、那智と足柄に至っては、酒が入ると体位がどうの口での奉仕がどうのと 大和撫子にあるまじきはしたない猥談を長女の妙高に注意される始末。 その妙高も提督とは関係を持っているのは周知の事実であり、羽黒からすると余裕すら 感じられる。 そこで、艦隊でも古参であり、提督の事も良く知っている鳳翔に駆けこんだのだ。 話を聞いた鳳翔は穏やかな笑顔で話を聞き終わると 『やはり、殿方を落とすのは胃袋からね』 と言って初心者でも簡単にできるクッキーの焼き方を付きっきりで教えてくれたのだ。 『提督はお酒を飲まれるし、初心者の羽黒ちゃんでも作れる甘さ控えめの中華クッキーに しましょう』 こうして、今、半日かけた羽黒の苦心がまず一つ報われようとしていた。 「……喜んでくれるかな」 幸せそうな羽黒の笑顔を横からニヤリと半月に笑う顔が覗き込んだ。 「そうだねぇ、甘さ控えめは呑ん兵衛の提督向きだからね~」 「えっ、その、あの、隼鷹さん」 元が客船だからか、意外にも料理が得意な隼鷹がからかう。 この軽空母は軟派なふりをして意外と洞察力に定評がある。 「ち、ちち、ち、ち、違いますから、私、その、ごめんなさい!」 「ひゃっはー、図星かな~」 顔を真っ赤にして羽黒はバスケットをテーブルに置くと速力一杯で厨房を飛び出していった。 「ちょっと隼鷹、意地が悪いわよ」 「たはは、めんごめんご。にしても素直で可愛いねぇ」 陽気な軽空母は姉妹の飛鷹に窘められても、あまり反省した様子は無かった。 「そうね、可愛いわね」 そっと後片付けを始めながら鳳翔は柔らかく笑った。 「でも余程恥ずかしかったのね、クッキー忘れてるわ。あの娘」 鳳翔の一言で軽空母姉妹は顔を見合わせて同じように幸せな笑いを浮かべた。 3-2-A 「さて、終わった。片づけたら飯でも行こうか」 「はい。提督」 穏やかに微笑んだ太眉の艦娘が机上の帳簿や資料をまとめ始める。 事務机の上には戦闘詳報や沖ノ島海域の航空写真、敵情などのファイルが開かれている。 休日とはいえ現在、艦隊は作戦行動中である。 艦隊が休んでいる間、つまりは出撃していない間にこそ編成や資源割り当ての準備を 済ませておかなければならない。 事務方が忙しいのは昔から変わらない。 『海軍軍人たるもの地上勤務など希望してはいけない』 と西村提督は言っていたが書類を決済できる”提督”はこの鎮守府には一人しかいない。 書類が山になるのも仕方がない。 特に沖ノ島海域の攻略が始まってから遠征艦隊の編成と入渠作業で提督の手はいっぱいである。 あれやこれやと最近は深夜まで作業が続く事も多い。 今日のところは朝から手伝いに来ていた妙高のおかげもあって作業は順調に片付いていた。 「すまないな、朝から。おかげで助かった」 「いえ、お役に立ててうれしいです」 妙高はてきぱきと資料類を片していたが、ふと手を止め提督を見つめた。 何のことはない平凡な顔立ちの男。 特に上着を脱ぎノータイのシャツというラフな格好の今は特にそう感じる。 だが潮風と爆炎に鍛えられた心と体がその中に隠れている事を妙高は知っていた。 潮気とでも言うべきか。 艦娘達が共通して愛する海軍の男に纏われる独特の色気。 かつて彼女達を指揮していた艦長、司令といった男たちの持っていた香り。 幾度も共に死線を越えるうちに確実にこの男はその香りを強く纏い始めている。 幾度も共に死線を越えるうちに妙高はこの男に特別な感情を持ち始めていた。 はしたないと思いながらも自ら望んで、戦闘の火照りを鎮めるために体を重ねた夜も 多々あった。 しかし、最近はとんとご無沙汰である。 彼が深夜まで書類と格闘していることは鎮守府の誰もが知っている。 彼女自身や那智、愛宕や不知火といった事務処理に比較的長けた艦娘達が仕事を手伝うのが 慣例だ。 そしてその後、寝室まで共にしてしまう艦娘も多い。 妙高は提督の体を慮ってそのまま部屋を辞するようにしている。。 特に二人の妹は完全勝利目前で撤退した時など戦闘の穴を埋めるかのように提督の体を求めた。 秘書艦の仕事を終えて執務室を退出する自分と入れ違いに扉に突撃する足柄や、冷静さを 装いながら手と足が同時に出ている那智とすれ違った事も一度や二度では無い。 自分の慎ましさが恨めしい。 だが。 休日。仕事終了。二人きりの部屋。 ライバル?の艦娘達はほとんど鎮守府を出払っているか疲労で休養中だ。 最も警戒すべき足柄と那智の二人は現在入渠中。 13万5千馬力を誇る機関がうなりを上げ20.3サンチ主砲に仰角がかかる。 天佑ワレニアリ。全軍突撃セヨ。 もじもじと顔を赤らめていた妙高だが意を決したように提督に声をかける。 「あの提督……エッチしましょう!」 3-2-B 「…………へっ?」 唐突すぎる妙高の申し出に提督の時間が止まる。 顔を真っ赤にした妙高は両手をグーに握りしめ提督を見つめる。 「最近、ご無沙汰ですしっ……いえ、はしたないのは重々承知ですがっ」 「そ、そうだね」 ずいと顔を近づけてきた妙高に気圧されて提督が椅子の上でのけぞる。 「ダメ、ですか……」 八の字になった眉毛の下で上目遣いの瞳が潤む。 ゆっくりと頭を振って提督は真剣なまなざしを返した。 「ダメじゃないよ」 ホッとした微笑が提督の視界で大きくなる。 白手袋に包まれた彼女の細い指が優しく顔を包んだ。 熱い唇が彼のそれに重なる。 「…んっ……ちゅっ、ちゅちゅっ……んぁはぁぅ」 そっと妙高の肩に提督の手が置かれる。 そのまま男の胸に艦娘は体を預ける。 心がジンジンとしびれ動悸が高まる。 同時に羞恥心が薄れ、本能が頭をもたげていく。 ほどなく妙高はするりと提督の口内に舌を割り込ませる。 「ちゅっ……んん、ふ……んぷっちゅぅ」 前歯の裏側をくすぐり舌先と舌先を重ねる。 観念したかのように提督の舌が呼応してチロチロと舌先を絡めてくる。 「んぶぅっ……んっんっんっんっ……ちゅぷぅるぅぅ…んぅっ」 次第に大胆になっていく提督の舌の動きに合わせるように妙高はより深く舌を差し入れる。 提督の舌が妙高の舌を完全に捉え完全に絡み合う。 「れろぉ、ちゅぷっ……んぐ、ぅうううんっ……んふぅぅぅぅぅ、んぁふぅぅんっ」 反対に差し入れられた提督の舌が妙高の口内を優しく撫で始める。 舌の裏を、歯茎を、奥歯をくすぐられて妙高の鼻から甘い息が漏れる。 口内に侵入する男の唾液を夢中で舌ですくい集め嚥下する。 胃に落ちていく熱い体液が体の内から抱きしめられる錯覚に妙高を包む。 そのままそっと提督の股間に手が触れる。 硬く熱いものが脈打ってるのがわかる。 ジュンと股間が潤い熱い愛液がショーツを濡らす。 動悸はさらに高まり、思わずごくりと唾を飲み込んでしまう。 -ああ、提督のおちんちん、もうこんなになってる…欲しい。 メスの本能をさらけ出し始めている自分が恥ずかしい。 しかし、愛欲に蕩け始めた脳はそれを甘受し、あまつさえその後の行動を催促する。 「ぷはぁ、はぁはぁ……提督、これ大きくなってます」 妙に手慣れた手つきでジッパーを下げ陰茎を露出させる。 既に力を漲らせていた怒張が天を突くように飛び出した。 「え?、ちょっと、妙高?」 「お疲れでしょうから、私がお口で……はむ、んふぅ」 提督が止める間もなく妙高は提督のペニスにしゃぶりついた。 「ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅ、んんん……んふぅ、ちゅぷ……じゅるるる」 長いストロークでペニスに引き延ばされるかのように唇が歪む。 じゅぷじゅぷじゅぷ、と淫靡な水音が規則的に室内に響く。 提督が快楽に負け腰を椅子に落として妙高に身も心も委ねたその時。 執務室のドアから遠慮がちなノック音が聞こえた。 「あの、は、羽黒です。提督、いらっしゃいますか?」
https://w.atwiki.jp/team-sousaku/pages/29.html
トップ 咆哮系提督の与太話集 筆者 Ricardo@咆哮系提督(りかるど@ほうこうけいていとく) 所属 鹿屋基地 基本情報 狩人/提督/旅団員/ship2小説投稿組織「K@R@TE Entertainment」代表咆哮系提督の与太話集に移動する 実況タグ:#咆哮SS 総計閲覧数: -
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/614.html
前回の話 645 :3-413 ◆r4KK7mm0V2:2015/01/05(月) 01 26 40 ID LUtmKYBg 年が改まり季節が巡っても何かが大きく変わるわけではない。 深海棲艦との戦いは相変わらず続いているし、仕事の量が減るわけでもなかった。 いや、少しだけ変わった事がある。 あのクリスマス以降、俺の朝食と夕食は熊野が作ってくれるようになった事だ。 おかげで定時になるとさっさと熊野は執務室から退室するようになったが、戻ったら彼女の手料理が食べられると思うと仕事も進む。 もっとも、熊野がエステに予約している時は食堂で済ませているが……。 今日も夕食が終わり、後片付けも済ませた俺と熊野は寝室で戯れている。 これは何時もの事だがベッドの上で愛し合う前の準備みたいなものだ。 「提督、わたくしの手料理はいかがでした?」 「またそれかい?最高だったよ。熊野が愛情込めて作ってくれた料理だからな」 俺の膝に座る熊野は俺の方を振り返りながら嬉しそうに微笑む。 自分の手料理を好きな男に食べてもらって褒めてもらえるのだから当然だな。 「ふふ、そこまで気に入っていただけたのなら嬉しい限りですわ。ですけど、提督ってお酒は飲まれませんのね」 「ん……ああ、俺は酒類がまるでダメだからな」 そう、俺はビール一杯で出来上がってしまう体質だ。 だからクリスマスの時も用意されていたシャンパンは結局封を切らないままジュースばかり飲んでいた。 「健康に気を付けているのもあるからな。それに……」 「それに?」 俺はそこで熊野の下腹部に手を置く。 「その場の空気で熊野にお酒を飲ませるわけにはいかないから。アルコールはお腹の赤ちゃんにいいわけがない」 「提督はちゃんとわたくしの為に気を遣って下さっていますのね。嬉しいですわ。でも、本当にあの日に妊娠したのか少し不安ですわ」 「やっぱ気になるよな……でも、きっと妊娠していると思う。あれからも毎晩膣内出ししてたからな」 「そうですわね……」 すると熊野はおもむろに立ち上がる。 「どうした?」 「わたくし、おトイレに行ってきますわね。ベッドの上でお漏らしはイヤですから」 「トイレか……それならアレ使ってみるか」 俺も立ち上がり熊野の後に続く。 646 :3-413 ◆r4KK7mm0V2:2015/01/05(月) 01 27 23 ID LUtmKYBg 数分後、俺と熊野はトイレにいた。 当然、俺の前には便座に腰をおろした熊野がいるのだが……。 「ほら熊野、スカートたくし上げて足開いてくれよ」 「て、提督……おしっこでしたら、わたくし今日は一人でもできますわよ」 「まぁ、おしっこするのを見たいのもあるけど今はそっちよりこれを使いたいからな」 俺は熊野の前へ数日前に通販で買ったモノを取り出す。 「これって……それは一体何ですの?」 「知らないのか?これは妊娠検査薬といって、妊娠の有無が判別できる代物だ」 「そんな物が有るなんて知りませんでしたわ……それと提督がここにいられる事と関係ありますの?」 どうやら熊野は使い方も知らないみたいだな。 こういうところは世間知らずと言うべきなのか……。 ま、それより先にする事させるか。 「おしっこ」 「え?」 「だから、おしっこをこれにかけないと意味が無いんだよ。ほら、分かったなら足開いておしっこしてごらん」 「そういうことでしたら……」 納得したのか熊野はスカートをたくし上げて足を開く。 そして暫く待つと……。 ちょろ……ちょろ……しょわぁぁぁぁぁぁぁ…… 前に見たのと比べれば勢いは弱いが熊野の尿道から黄色い飛沫が放たれ、便器に流れ込み始めた。 「おっ、出た出た。では早速」 それを見た俺はすぐさま妊娠検査薬の先端がおしっこに当たるところまで持っていく。 「て、提督お願いですわっ、早く……早く済ませて下さいませんこと」 「まだだ。反応が出るまで待たないとな」 顔を真っ赤にする熊野を前に俺は検査薬の先端を注視する。 検査薬の先端部に十分おしっこがかかったのを確認して引きあげた時には検査薬に印が浮かんでいた。 それと同時におしっこの流れも止まる。 「これは……熊野、見てみろよ」 「プラスの印が浮かび上がってますわ。どういう意味ですの?」 「陽性反応ってことだ。つまり……」 「それって……もしかして」 647 :3-413 ◆r4KK7mm0V2:2015/01/05(月) 01 28 13 ID LUtmKYBg どうやら熊野も意味が分かったのか、放尿で恥ずかしがっていたものから期待へと表情が変わる。 「熊野、お腹に赤ちゃんいるぞ」 「あ……」 直後、熊野の顔がパッと明るくなり次の瞬間には瞳が潤む。 「わたくしのお腹に、提督の赤ちゃんが……うれしい……」 ぷしゃああああああああああああああぁ…… 「よかったな……って……えっ?」 「あ……そんな……いや、止まりませんわ……」 いきなりの水音に下を見ると、熊野の尿道から先ほどより激しい勢いでおしっこが放出されていた。 これって……。 「いやぁ……こんなことって……」 「あらら、嬉しさのあまり漏らしちゃったか」 「もう、提督ったらはっきり言い過ぎですわよ。でも、せっかく提督の赤ちゃんを妊娠できたのに……」 熊野は顔を赤くしているが、足を閉じる事なく放尿を続けている。 俺もその長々と続く放尿に目が釘づけになってしまった。 しゃあああああああああああぁ…… 「結構長いな、もしかしてずっと我慢してた?」 「提督のお側から離れたくありませんでしたの……だからですわ」 「そう言ってくれるのはうれしいけど、今後したい時は我慢しないこと。約束だぞ」 「は、はい……」 我慢は健康に毒だからと言うより先に熊野は察してくれたのか小さく頷いてくれる。 うん、さすが俺の秘書艦やっているだけのことはあるな。 しゃあああ……ぴちゃっ……ぽちゃっ…… 「終わったな」 「ええ、もう膀胱の中身全部出てしまいましたわ」 「それじゃきれいにしないとな。拭いてやるよ」 手に取って丸めたトイレットペーパーでおしっこに濡れた熊野の尿道を拭き取ってやる。 勿論その時に指先で秘所やクリトリスを弄ると愛液が指に絡みつくのが判った。 「拭いている間感じてたんだな」 「提督に拭いてもらうのって気持ちいいですもの……」 「本当に感じやすいんだな。でも、これだけ濡れていればこのままベッドに向かって大丈夫か」 「よろしくてよ……」 俺はトイレの水を流すとまだ便座に座ったままの熊野をお姫様抱っこして寝室に戻る。 足首にパンティを引っかけたままの熊野はその間俺にずっと抱き付いていた。 648 :3-413 ◆r4KK7mm0V2:2015/01/05(月) 01 29 01 ID LUtmKYBg 「ああっ……提督のオチンポ……凄い……奥まで届いてますわ」 「熊野のオマンコも、いい締め付けだ」 寝室に戻るやベッドの上で俺達は体を重ねる。 肉棒を濡れそぼった熊野の秘所に挿入すると、それを待ちわびたかの様に膣内の肉ヒダが絡みついて来た。 気持ちよさそうにため息を吐く熊野を見て彼女が軽く達したのがわかった。 俺もいきなり激しく動かずそのまま抱き合い膣内の感触を楽しむ。 「そろそろ、動いていいか?」 「ええ、でも……激しいのはおやめになってくださらないかしら……」 「いつもならすぐ動いて欲しいって言うのにどうして……って?あ、そうか……」 熊野は自分の下腹部に手を当てると嬉しそうに微笑む。 それが何を示しているかは言われなくても理解した。 「激しく動かれてはこの子がびっくりしてしまいますわ。提督も子供への気遣いが出来なくては親失格でしてよ……」 「母親になる準備はもう今からばっちりだな。それなら優しくいくよ」 今後、お腹が大きくなってもセックスは出来るだろうけど当面激しいのは無理だな。とか思いながら俺は腰を動かす。 普段の激しい動きとは異なるゆっくりとした動きで熊野の膣内に刺激を与える。 動きのせいもあってもどかしい感じもするが、熊野の方はまんざらでもないみたいだ。 「熊野、気持ちいいか?」 「よろしくてよ……提督にゆっくり動いてするセックスなんて久しぶり……でも、こういうのも……」 「そうか、これからは当分これだな。体に負担がかからない様に」 ゆっくりと熊野の体へ負担をかけないように腰を動かし、子宮口を突いていく。 最初はもどかしく感じていたが少しずつ絶頂に向けての性感が高まってくのが分かる。 「提督……わたくしもう……」 「悪い、もう少し我慢な」 「あん……なぜ引き抜きますの……」 絶頂が近づいていた熊野の秘所から肉棒を引き抜くと、名残惜しそうに愛液が糸を引く。 649 :3-413 ◆r4KK7mm0V2:2015/01/05(月) 01 30 04 ID LUtmKYBg 「この体位ならもっと深くつながれるからな……よっと」 「あっ……」 そのまま俺はベッドに座ると熊野を自分の上に乗せながら再び肉棒を挿入してやる。 対面座位の格好で肉棒がズブズブと熊野の膣内に入っていくのがわかる。 「動くぞ……んっ、さっきより締まりがきつくないか」 「だって、いいところで抜かれてしまいましたのよ。体が勝手に求めてしまいますわ……でも、少しの動きでもものすごく気持ちいい……」 俺の動きに合わせるように熊野も腰を使って快感を求めてくる。 既に絶頂が近く、そのまま達してしまいそうな熊野の蕩けた様な表情を見ると自然と動きが早まっていく。 「提督……あの……」 「どうした?」 不意に熊野が話しかけてくる。 それでも互いの動きが止まることは無い。 「わたくし……今とても幸せですけど、これからいい夫婦……いいえ、この子も一緒にいい家族になれるでしょうか」 快感に溺れているのにどこか不安そうな熊野の表情。 やはり、俺とケッコンし伴侶になった後上手くやっていけるのかという気持ちがあるのだろう。 「まだわからない……だけど、これだけは約束しよう」 「はい……」 俺は間違っても「大丈夫だ」なんて無根拠にいう事はしたくなかった。 だから、熊野を抱き寄せ彼女とキスを重ねながら自分の気持ちを告げる。 「お互い、健康で一日でも長生きしよう」 「ええ、よろしくてよ……」 「それから、子供をたくさん作ろう。子はかすがいって格言もあるから子供が多ければ寂しくないしきっと幸せになれるよ」 「子供をたくさん……提督の子供を……うれしいですわ」 熊野がそれまでの不安そうな表情から笑顔に変わる。 同時に彼女の膣が俺の肉棒を求めるように締め付けてくるのがわかった。 650 :3-413 ◆r4KK7mm0V2:2015/01/05(月) 01 30 34 ID LUtmKYBg 「いい締め付けだ。熊野も嬉しさのあまり感じちゃったか」 「当たり前ですわ、提督と愛し合って赤ちゃんまで授かりましたもの……でも、そろそろわたくし本当に……」 「俺も、もうそろそろ出したいところだよ」 互いに絶頂が近いことを告げる。 自然と腰の動きが早まり、熊野も俺の腰に脚を絡めて射精を受け止めようとする。 「提督……膣内に、膣内に出してくださいませんこと……」 「当たり前だ。妊娠中に二人目を受精するぐらい出すからな」 話しているうちに射精感が高まり、熊野も膣内の締め付けが強くなるのが判る。 そして、次の瞬間。 「てっ提督っ……わたくし……イッてしま……ひゃあぁん!……あっあっ……ふぁああああっ!」 「俺も……出すぞ……くぅっ……!」 熊野が絶頂と同時に俺へしがみ付く。 その直後、俺も熊野の子宮口に押し付けた肉棒の先端から自分の分身を放つ。 相変わらず自分でも驚くほどの量を熊野の子宮に注ぎ込んでいる。 「はぁぁ……提督の精液……排卵日の時と同じぐらい子宮に流れ込んできますわ」 「俺も自分でどれだけ出したか分かるけど、これだと冗談抜きでこのまま二人目妊娠しそうだよな」 「それも、悪くないかもしれませんわね」 互いを抱きしめながら快楽と幸福感に満たされるのがわかる。 熊野が俺に微笑みながら口を開く。 「提督……わたくし達幸せになりましょうね」 「ああ、勿論だよ」 その日の夜、俺達は抱きしめ合ったまま深い眠りについた……。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/406.html
125 :提督×愛宕:2014/05/28(水) 11 32 19 ID QCg9SsWg 提督と愛宕がセックスしてるだけの話です パイズリなるものが書いてみたかったので 濃紺の制服をはだければ、それまで窮屈そうに制服の中に収まっていた重量感のある乳房がぼよんと陽の光に晒される。 女はこういったことに慣れているのか、余裕めいた微笑みを口元に刻みながら、焦らすように自らの淡い色の下着へと手をかけた。 (ううむ、いつ見ても堪らん光景だ) 男のギラつくような視線に射抜かれながら、女がブラのホックを外す。周囲の肌よりも一段と白い、透けるような乳房が揺れ、男の眼前に晒された。 制服の上からでもそれと分かる巨乳は、実際に目にすれば圧巻だった。まるで気圧されたかのように、ほうっと男は息を吐く。 「ふふっ、どうです? 提督」 上半身をはだけた女は文字通り胸を揺らしながら、執務椅子に腰掛ける提督の前へと跪き、男のズボンへと手を伸ばす。ジッパーを下げ、指先で器用に提督の主砲を露出させた。 半立状態だった男の主砲は、外気に晒されるや硬度を取り戻し口径を増大させる。 それは愛宕も思わず息を呑むような、46cm砲もかくやという超弩級クラスの主砲だった。 「ぐふふ、では早速やってもらうか」 野卑た笑みを浮かべる提督の言葉に逆らう術などある筈もなく、愛宕は提督の主砲へと口付ける。亀頭のみならず、唾液を含ませて砲身全体へと愛宕は丹念な口奉仕を行う。 「んっ、はむ……んふっ……」 昼下がりの提督執務室には、口奉仕の水音が淫らに響いていた。 (本当、これがなければ優秀な提督なのだけど) 考え事をしながらでも、愛宕の舌先は男の性感を的確に刺激していく。既に愛宕と提督は何度も身体を重ねており、こうやって昼間に行為に及ぶことも決して珍しくはなかった。 英雄色を好むというが、実績を上げ続けるこの鎮守府の青年提督はとにかくエロを好んだ。 愛宕だけでなく鎮守府の様々な艦娘に手を出しているが、実績だけはしっかりと上げているのだから上層部も困ったものだと思いながらも実質放置している有り様だった。 「おおっ、いい眺めだ」 「ふふ、光栄です」 唾液で濡れ光る主砲を、愛宕は自らの乳房で挟み込む。グニグニと形を変える柔肉が、提督の主砲を包み込むかのように擦り上げた。 (ああっ……胸が火傷してしまいそう) 熱く脈動する主砲を包み込んでいると、ただでさえ敏感な乳房が火傷してしまいそうなほどに熱くなっていく。 砲身の部分を乳房で圧迫しながら、露出している砲口へと愛宕は舌を這わせる。敏感な鈴口を刺激され、提督の腰が快感に跳ねた。 「ここがいいんですかぁ?」 まるで子供をあやすような声で、愛宕は提督へと上目遣いに言う。 「ああ、気持ちいいぞ。その調子だ」 愛宕は亀頭を口に含み、カリの内側から鈴口の先までを舌で刺激していく。先走りと涎の混合液が口の端 から垂れ落ち、それが砲身を擦り上げる潤滑油になっていた。 「んっ、んふぅ……んちゅ……」 次々と溢れてくる先走りに、愛宕の口内には強い雄の匂いが広がり、頭がクラクラとしそうだった。 (提督の匂い……なんだか、身体が……) 頬を赤く染めながら、愛宕は両股を擦り合わせる。自分の行為に興奮しているのか、じわりと染み出してき た愛液は愛宕の下着を汚していた。 (まだ勤務中なのに……早く終わらせないと) 背筋を駆け上がる危機感に急かされるように、愛宕の乳奉仕は射精を促すような急激なものになった。 上半身を揺らして乳房で砲身全体を強く圧迫しながら上下に刺激すれば、まるでゴム毬のように乳房が跳 ね、肉同士がぶつかる破裂音が響く。大ボリュームの乳肉に性器全体を包みこまれる様子を上から眺めれ ば、乳房を相手にセックスをしているかのようだった。 最初に比べて体温があがっているのか、性器を包み込む乳房から感じる温度も高くなっていく。熱くとろけ るような柔肉が与える圧迫は、膣内とはまた別種のぐにぐにと柔らかく包み込むような刺激だった。 (くぅ~、これはこれで堪らんなあ) 沸き上がってくる射精感に、提督は自ら腰をグラインドさせる。提督の主砲は乳肉をかき混ぜるような動き で、乳房のそこかしこをギュウギュウと刺激して快感を貪っていった。 (提督の熱いのが、おっぱいの中で暴れて……) 性感帯でもある柔肉を執拗に刺激され続け、愛宕の息もまた荒くなっていく。先端に咲く木の芽のような乳 首はぷっくりと膨らんでいた。 「どれどれ。ギュッとな」 提督が口元に野卑た笑みを刻みながら、愛宕の両乳首を指先で挟み込む。突如として走った快感の電流 に、愛宕は苦しげに身体を捩らせた。 「やぁッ!? だ、だめですよ提督……」 「うはは、いいではないか。愛宕も遠慮なく気持ちよくなるといい」 「そ、そんな……」 「ほらほら、動きが止まってるぞぉ?」 「んぅぅッ!」 乳首を指先で転がしながら、乳肉を掻き回すかのように提督は腰をグラインドさせる。提督の指先は経験豊 富だけあって痛みと快感の絶妙なバランスの刺激を愛宕に送ってきており、加えて乳房を主砲に蹂躙される 様子は愛宕の中に鈍い熱を蓄積させる。 愛宕は動いてパイズリをするどころではなく、快感に耐えるのがやっとの状況だった。 「おっぱいとセックスしてるみたいだなー、これはこれで悪くない。んー、そろそろ出そうだ。愛宕、もっとギュッ としてくれ」 愛宕は提督の言葉に頷き、豊満な乳肉でぎゅううっと提督の主砲を覆い包む。射精に至ろうとするような浅く 早いストロークがガツガツと愛宕のおっぱいを揺らし、たわわな乳肉が波打つように揺れる。 「くぅぅっ、出すぞぉ」 乳肉に主砲の全てを覆われたまま、提督は主砲から精子を打ち出した。ビクビクと何度も主砲が愛宕のお っぱいの中で暴れ回り、白濁液をうっすらと朱に染まった肌へとぶちまける。 (ああ……提督の精子、おっぱいの中に出てる。熱くて……このままだとおっぱいが妊娠しちゃう) 吐精を肌で受け止めている。その事実に愛宕の体の熱は収まるどころか高まっていくばかりだった 提督の主砲を開放した乳肉の間からは精液が垂れ落ちるが、愛宕は反射的に生臭い白濁液を指先で受け 止め、まるで提督へと見せつけるように口元へと運ぶ。ちろりと覗く赤い舌先が、指先に絡まった精液をペロペ ロと舐めとっていく。 淫熱に潤んだ愛宕の瞳は、提督へと何かを訴えけているようだった。 「どうした愛宕、これから執務があるんだろう。戻ってもいいぞ」 「もう……そんな意地悪、言ったら嫌ですよ」 中腰になった愛宕が、半立状態の主砲へと自らの股間部を擦り付ける。下着やタイツ越しに感じる湿り気 は、愛宕の中で既にスイッチが入ってしまっていることを告げていた。 「わたし、もうこんなになってるんですから」 言いつつ腰を揺らして主砲をタイツ越しに擦る愛宕の姿はなんともエロかった。黒タイツのザラリとした感触 も新鮮な刺激である。提督の主砲に次弾が装填され、発射準備が整うのはあっという間だった。 「ぐふふ、相変わらず愛宕はエロい子だなあ」 「いけませんかあー?」 「ああ。悪い子にはお仕置きしないとなー」 提督は乱暴な動作で愛宕の腰に手を伸ばす。愛宕は自ら下着やタイツを脱がなかった。まるで男に脱が せようとしているかのように。 「やっ、もっと優しくしてください……」 執務机に両手をついた愛宕は、男が下着を脱がせやすいように、尻を突き出している格好になっている。 提督はタイツごと荒々しく下着をずり下げた。途端に、今まで密閉されていた秘所からは金木犀の花を思わ せるような女の匂いが立ち込める。 「愛宕は匂いまでエッチだなー」 提督の指が愛宕の花弁を撫でれば、ぬるりとした蜜が絡まりついてくる。指先が浅瀬を軽く行き来すれば 、それだけで愛宕は喉奥から苦しげな息を漏らした。 「やぁッ……んぁぁッ!」 愛宕の反応を楽しむかのように、提督の指先が花弁を弄り回す。花弁の隙間からその身を覗かせるクリトリスを指先が軽く擦った瞬間、愛宕は声を押し殺しながら小刻みに身体を震わせた。 「ほう……ここがそんなにいいのか」 「だ、ダメッ! そこは……うぁぁッ……ッ!」 愛宕の背中に覆いかぶさるようにした提督は、クリトリスと同時に愛宕の乳首へと刺激を加える。愛宕の口 調からは、普段の余裕が削げ落ちていた。 提督の指使いは手練のそれであり、愛宕の反応によって強弱を巧みに変えていた。一番感じる強さで性感 を刺激され続け、愛宕は軽々と絶頂を迎える。身体を揺らした愛宕は力を失って倒れ込もうとするが、その腰 を提督の両腕が支えた。 「さーて、そろそろ本番と行くかぁー」 さも楽しそう言って、提督は自らの主砲を愛宕の花弁へと触れさせた。ぐうっと力を込めれば、既に濡れそぼ っていた愛宕の花弁は主砲を簡単に飲み込んでいく。 「おおっ、愛宕の中は気持ちいいなあ」 気を抜いてしまえば、この快感に提督は情けない声を上げてしまいそうだった。さすがにそれは何とかこら え、駆け上ってくる射精感を追い払う。 愛宕の膣内は蠕動運動を繰り返しながら、ギュウギュウと提督の主砲を締め付けてきた。不規則に蠢く膣 壁に暖かく包み込まれる感覚を味わうかのように、提督はゆっくりと主砲を前後させる。 提督の主砲は眼を見張るほどの大口径であり、そんな主砲が自らの膣内を行き来するのは、さすがの愛 宕でも息苦しさを感じた。かすれた息を漏らしながら、提督の抽送を愛宕は受け入れる。 「ほほう、全部入ったぞ」 全ての砲身を愛宕の中へと突き入れた提督は、その状態でグイグイと腰を揺らす。最奥を押し上げられ、 愛宕は潤んだ瞳で苦しげな声を漏らした。 (提督の大きいのが、全部入ってる。ああ、このままだとオカシクなってしまいそう) 提督が腰を動かし、抽送を開始する。主砲がまるで反応を探るように、愛宕の肉壁を所々擦り上げた。 「ああンッ、提督……」 情欲に流されているようで冷静に女の反応を見つめていた提督は、抽送を何度か繰り返して愛宕の声色が変わるような一点を見つけるや、そこを重点的に亀頭の先で何度も擦り上げる。 「あっ、ああッ! すごい、これっ……ンンぅ!」 巨大な主砲に膣内をゴリゴリと擦り上げられる感覚に、愛宕は抑えきれない嬌声を漏らす。普段は柔和な笑みを浮かべている口元はだらしなく半開きになり、眉根は余裕なく皺を刻んでいた。 「提督の大きいのッ、ああああっ!」 愛宕も自ら腰を揺らし、軟肉を主砲へと絡まらせていく。抽送の度におっぱいはぷるぷるとまるで男を誘うかのように波打っていた。 「うーむ、何度揉んでも素晴らしい触り心地だ」 「いやあっ、提督。今そんなところ触ったら……」 腰元の抽送はそのままに、提督は愛宕の胸元へと腕を伸ばす。こねくり回されるように乳房を刺激され、愛 宕の中に制御不能の熱が溢れてくる。 (ダメ、このままだと本当にオカシク……) 自らの中の絶頂の予感に愛宕は恐怖にも似た感情を覚えるが、当然こんな所で提督が動きを止めるはず はない。どころかスパートをかけるかのように、抽送は早く力強くなっていく。 奥の子宮口へと叩きつけるような強引な抽送が何度も繰り返され、愛宕は白い喉を反らせながら口元をパクツカせる。 既に身体は暴力的な快感ではち切れそうだった。 (ああッ、どうしよう。気持ちいい……提督の太くて逞しいのがゴリゴリと動いて。気持ちよすぎてオ×ンチンのことしか考えられなくなっちゃう。提督のセックス奴隷になっちゃうっ!) 愛宕の柔肉がグニグニとまるで射精を促すかのように、主砲へと一段と強い力で絡まりついてくる。提督の 主砲は今まで以上に熱を帯び、更に体積を増したようだった。 「うーし、そろそろ出すぞ」 「ああッ……提督、出して! 奥に下さいッ!」 「言われなくても、そうしてやる」 ギュウッと子宮口に先端を密着させ、提督は己の情欲を開放する。主砲からは熱い白濁が何度も打ち出さ れ、その度に愛宕は唇を噛み締めながら快感に身体を震わせる。主砲の大きさに違わないような、それは長い射精だった。 「はぁっ……はぁっ……ねえ、提督?」 主砲が引きぬかれた花弁からはつぅと精液が滴っているが、それに構わずに愛宕は提督の身体へと指先を絡める。誘うような蠱惑的な瞳で、提督を上目遣いに見つめた。 「おお、何だ? まだ足りないのか」 「ふふっ。だって提督、本当に凄いんですもの」 愛宕の唇は、まるで愛しいものへとそうするかのように、射精直後で萎えた状態の主砲へとキスを落とす。 「可愛い奴め。そう言われて引き下がるわけにはいかんなあ」 そうして瞬く間に提督の主砲は硬度を回復し、二人は執務そっちのけで身体を重ねるのだった。 愛宕が提督の執務室を退室したのは、既に日も暮れた後の事だった。セックスの後の心地よい疲労感を抱えながら、愛宕は鎮守府を歩く。 仕事は溜まってしまっているが、高雄に泣きつけば協力してくれるだろうと頭の中で仕事をこなす算段を整える。 (本当にあの提督には困っちゃうわね) 着任当初は面食らったものの、愛宕は提督とのセックスをそこまで嫌ってはいなかった。 むしろ提督とのセックスに慣れてきてる自分が少し怖かったりもする。 (他の男性じゃ満足できなさそうだもの) セックスの最中のことを思い出したのか、口元にいつも通りの微笑を刻んだまま愛宕は身体を震わせる。 肩を抱いて頬を赤らめるさまは、どんな男でも虜にするようなひどく妖艶な姿だった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/7719.html
《ブロック・ロボッツ提督》 効果モンスター 星5/地属性/機械族/攻2100/守 800 このモンスターは手札から特殊召喚できる。 このモンスターが特殊召喚に成功したとき、 元々の攻撃力は1000になる。 part18-583 作者(2007/08/28 ID Lll3DmDu0)の他の投稿 part18-563 / part18-576 / part18-611 コメント 名前 コメント